Ficklog(noteに引っ越しました)

革とガジェット好きが書く備忘録です。散歩がてらカメラを撮るのも好きです。

ど素人が高級時計の風防を研磨してみる

フリマで格安の8万円台(定価40万)で入手したユンハンスのマックスビルクロノスコープの風防に小さい傷が数カ所傷が入っていました。

格安だったのでせっかくなら試してみようと思い、ど素人が風防の研磨を行ったで備忘録を残しておきます。

 

使用するもの

①紙やすり(400、1000、2000、2500、3000番)

②仕上げ研磨用の研磨剤(※エポキシガラス用)

③クロス

 

手順

①風防の材質と形状チェック

 

今回の時計は仕様を確認するとレトロな時計に多いエポキシガラス(いわゆるアクリル樹脂)です。

ドーム型の形状をしているため、いかに偏りを少なくドーム型を均一に研磨できるかがポイントになります。

 

サファイアガラスやミネラルガラスの風防の場合は仕上げ研磨剤の種類が変わってきます。

また、時計によっては風防のガラスの表面にコーティングが施されている場合があります。その場合は潔くメーカー修理に出すことをおすすめします。

 

②400番やすりでキズが消えるまで全体を均等に研磨

今回はamazonで400〜3000番が入っている紙やすりを購入しました。

 

 

キズの箇所のみを磨きたくなりますが、全体の形状をなるべく崩さないために全体を均一に研磨していきます。研磨はキズが消える最小限にしましょう。風防が薄くなってしまいます。

曲率が大きい外周部はスポンジなど柔らかいものでやすりを抑えて研磨すると形状に追従してくれてやりやすいです。

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風防が真っ白に傷つくので不安がマックスになりますが、番手を細かくしていけば徐々に透明に戻っていくのでご安心を。

③どんどんやすりを細かくしていく

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④研磨剤で仕上げ研磨

今回はエポキシガラスの仕上げ研磨剤としてこちらの2つを購入

 

アクリサンデー(Acrysunday) 研磨剤 100cc

 

 

クロスに塗り込み全体を仕上げ研磨します。どちらか片方でも大丈夫な気がします。

今回はアクリサンデー→サンエーパールの順で使用しましたが、どちらか片方ならサンエーパールがおすすめです。

 

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⑤乾いたクロスで乾拭きして完了

 

結果

ドーム型の3次元形状の風防で不安でしたが、案外うまくいきました。ピカピカの風防が帰ってきました。

※過研磨は風防の厚み不足、歪みの原因となります。あくまで自己責任でお願いします。

 

裏面ケースにも細かなキズが多いので次の機会には金属面の研磨をやって遊んでみたいと思います。

今回はここまで